あんたの言葉 わかんねぇ
あんたの大事 わかんねぇ
なにがいいのか
わかんねぇ
....
膝についた土の足影
太陽で溶かした黒印
混じらない遠吠えに
砕かれる夜霧の血脈
降り ....
立ち止まっては
見回し、
また、立ち止まっては
見回し、
ここは
どこ ....
こころは ならんでいたい
ゆったりと てをつないで
ならんでいたい
できれば ....
風のつよく吹く日には
惑星間電話で
火星に電話をかける。
受話器のむこうから伝わる
赤錆 ....
冷たい雨に濡れてみたわ
滑稽な自分を振り返らずに
明日見る夢に貴方を重ねて
首をもぎ取るそんな ....
雨を聴く背の光から
こぼれ落ちる羽のかたまり
ほどけてはほどけては飛びたつ音
....
ふと鳴るクンの音
風を切るククンの音(ククン ククン ククン ククン・……)
こだまして ....
週末の午後に目が覚めた
みんなは出かけたらしく
静かで物音がしない
ひつようなすい ....
雷は緑色だった
どうしても、そう思えてならない
そらという粒子の集まりの
その中へ ....
池袋の夜に
あの人と染まって
池袋の夜に
あの人と燃えて
最終電車のアナウン ....
おい、見てみろ
能無し共が群れを成して歩いてやがる横断歩道を
ダレきったそのツラ それは誰の顔だ ....
と何回唱えても
僕の鼓動は少しずつ速くなって
よくあることさ
とつぶやくと ....
鏡にそっと、右手を、ついて
じいと覗き込む、あたしの顔
左、右、あたしにふたつ、目、目
やさし ....
跳んだ気がする
このところ
夜間工事が続き
どうにも
視線が定まらないっての
に
....
誰かのため
生まれてきた、わけじゃなく
何かのため
生きている、わけじゃなく
....
あたしはね。
あたしは、本当は、こんなコト言いたくないんだよ。
本当は、もっと、 ....
・・・して、私のすぐ傍をかすめていくだけだった。
なのにその度に、びくびくしていた。
礼儀正しい ....
雨が降る
アスファルト
染み込む
匂い
包み込む
....
寝れない時の小寓話。
DOLLYはねぇ、ずっと其処にいたの。
あたしは、知ってた
でも見な ....
腹をくくって夢をみる
最後だと言い聞かせて守るなら
みんながみたらいいのに
埋まるなら簡単 ....
五線から飛び出た音符は
人々を乗せて
風のなかを縦横無尽に踊り
自由な世界を形どっ ....
右のつま先から、すうっとゆっくり手のひらを滑らせ、裏も表も愛すよう、追い駆けた幸福。
と、感触を遮 ....
トランペットから流れる音色に身を任せるうす雲の間から差し込む夕日に
明日も色のある一日をくださ ....
僕の手が
今さっきまで
探してたもの
なんだったっけ?
ずいぶん昔に
なくしたような
気 ....
思ひ出と云ふ名の幻想を
指で弾いては落としました
御弾きと戯れる童のやうに
罰が当たる ....
道の上に立つ僕の姿は、哀れみに満ちた幼子のようだ
小さすぎるその体は、誰の目に触れることもない
....
弔いの花を咲かせましょう
あなたの墓前に枯れない花を
伝えきらなかった言葉など
何の意味が ....
天涯くんと鳩子がカーサ針山で暮らし始めたので、わらび餅を持って遊びに行った。
玄関から枯れた草 ....
君の
うすれた髪が恥ずかしいなら、
全ての人が盲目になればいい。
君の耳が狂っ ....
いくら大切にしようとしたことも
ブランク 電源を切ればそこまで
秋の風なら吹き慣れたようなので
....
ここは人の家なのだ
息の音がするのは当たり前だ
二階の影は濃い
下にはあた ....
形にならないことや
言葉にならないこと
たくさんあるけれど
きみへの想いは
計り知れない
....
わたしはコンビニエンスストアで傘を買う
ビニール傘だ 貧弱なのは値段のせいだろう
支払いを済ませ ....
帰り道 雑木林の遊歩道
意識もせずに3人並んで
等間隔に浮かんだ声
....
思います。
詩は ある意味 個人の世界だと
maiは 仕事からの解放と それでありながら 日 ....
洗濯を干しているときにパンツが見えないように心を尽くす
掃除をしながらついつい言葉について考え ....
女を好きかもしれない恐怖
愛して良いのかという不安
キスのその味は上品な香り
自分より小さい肩 ....
冷たいこの星の上で
飛ぶ思いがある
短いことばのなかで
ひかる感情がある
たばこのように
....
こすった赤い眼の中
おちていく太陽が
すぎこしていった
夜へ
さみしいのまえに
たいく ....
大きい宇宙の中の
小さな俺
それでいて大きい君への気持ち
肌を、エア。気づくとイラつく太陽は頂上。知らずのぼくらの、ここそこあそこを均等に、均等に照らすのでし ....
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