きみは 湖みたいな子だったよ
俺は そう思ったぜ
時には
優しくて 思いやりがあって 可愛 ....
学生服が似合わない ピアスだらけの耳たぶに
鳴り響くのは愛らしい 女子集団の世間ミラー
....
きみに いいたい
すごく いいたい
すぐに いいたい
とても いいたい
きみに あいたい ....
愛してる
愛してる
愛してる
愛してる
何回言っただろうか
あのときは軽い言葉だった
言 ....
君がシャワーを浴びる間に即興でできあがるパラレルワールド。
着信がメロディーで看板が歌詞でぼく ....
沈む
沈んでいく
もがいても
あがいても
手をかかげ
上に向かい
わらを掴む
意識 ....
九月の台風のつむじに
ぼくがキスをする
彼が好きになる予定のあの子は
申し分の無い足で歩い ....
もう少し
もう少し
タイヤキ屋の角を曲がって
公園の中を通り抜けて
延々と続く坂を登ってく
....
誰もが当然のように受け入れてる日常
世界では自分が味わったこともない日常があるのに
自分にはその ....
あの人の横顔は切なそうに映る
私は少し目を細めて見ている
つらいことなんて何もない
ただ空 ....
路慕情、傘引-雨臆ス
逸ツサ射レント、遠ク捨テツ譜面ヘ
「嗚呼…何処?」ヲ売ル(ド)ノ継ト
冷 ....
葉合フ天圃ニテ 蓮垂ル窓裏ガ留守
樹々競ル露慰 土曜 或ル実ニ熟ム知恵
蒔百合ム倉 粒ト蛇ハ美ニ ....
葉緑の木々たちが
緑の葉をはぎ取られていく
人は行動を奪われ
ただ過ぎるのを待つ
鳥 ....
ねこ
先生は頭をなでる
簡単に
声をかける
簡単に
かわいいねって
....
空手家で、昔天才として名を売った人がここ最近負け越してるらしい。
その人は「勝利じゃなくて、勝敗が ....
また、曲名をパクッた。でも、仕方がない。てか、俺は、連作しか書けないみたいじゃない!
でも、今、僕 ....
涙が出そうになった瞬間
あなたの顔が浮かんで消えた
心は躍りだしそうなのに
どこか落ち着いてい ....
ゆらめかないで うろたえないで
しずんでしまわぬうちに
そのてで すくって すくって・・・
....
夏はいつも消化されない、花、を、まとい、非常階段、の、やさしい螺旋のような、身体を締め付けるいくつか ....
月のまわりに
月と同じ輪があり
水平線に沈みながら回っている
輪は海にひろがり ....
使わないけどとっておくのは、まだ使えるから
例えば食器
食器棚に並んでる沢山の食器の中には
も ....
朱はきませり 蛾、列記す上の屋根
万象得るショール、朱はきませ林檎
G-r-i-d-e!嗚呼、I ....
私の夏はいつも少年の手の中にあった
降りしきる驟雨の中でさえも
ファインダーは彼らを捕ら ....
亀を探している
けれど亀はなかなか見つからない
今日の僕は
誰よりも龍宮城へ行きたいと ....
降りてくる。
それは不意に、
エスカレーターで、それともエレベーターで、
あるいは手すり ....
祖父が死んだ、あの日
ボクは、何事もなかったようにいつもの日常を
過ごした
ボクが知らない ....
ケータイなんて使わなくても
感性とテレパシーで出会えるさ
東京特許許可局局長
お前の許可な ....
人にとって理想の体形ってどんなものだろう。
僕は、どうしても痩せ型の体形だ。ごはんを極端な食べ ....
僕は夜に少しだけ飛べる
会ったことはないけれど他にも飛べる人はいるはずだ
僕が飛べる距離は3 ....
僕が撮った戦争の写真を君は「こんなのリアルとちがう。」とにべもない。
僕はすりむいた膝や痣ののこる ....
昼間、光の底に沈んでいた高原の花が光を放ち始めている。引き潮の海が磯濱の窪みに取り残されるように、 ....
ゆうがた、
かみさまにいてもらいたい
アパートの部屋からもみおくれるけど
けど、
そ ....
透明に
張り詰めた
ガラス窓から
朝日が零れているよ
覗き込むと
昨日が
音も立てずに沈 ....
トム
元気かい、トム
僕は今、トム
言葉を選んでいるよ
トム
耳から血がでたよ、ト ....
裕次郎の無頼の歌や八月尽
稲光叫びたくとも叫ばれず
秋夕焼けヨードチンキの染みのごと
....
こころのなか ゆるやかにおきて じわんとこぼれた
こんなにも あふれて こぼれてゆくのに
....
酒を飲んだ
煙草をふかした
俺は毎日毎日働いていて
それでもまだまだ半人前で
自分の力不足を ....
さみしさが
キラキラと
まどガラス
はりついて
まどガラス
すりぬけて
よる ....
愁い棚引く九月はゆらりと
恋人のくちびるを
柔らかく止める
ほんのりほてっ ....
39rows, 1.03sec.