ネット上に書かれた ある小説の紹介と感想を
夜更けにこっそり読んだら
あまりに似た好みと感想だっ ....
阿呆は夢見る
阿呆は
阿呆たる故を忘れて
飽きることなく
後悔の下ごしらえを整える
阿 ....
午前１時の暗闇の中
俺の部屋の窓から
教会が見える
十字架がネオンになっているんだ ....
ちょうど朝でも夜でもない
漆黒の闇に
夜の夢が消え
朝の希望はまだ無い
名前も無く
仕 ....
耳たぶがジンジンする
数時間前に私を昂ぶらせた痛み
甘い痛みで身体が疼きだす
あなたの猟奇 ....
あなたが笑う事を知りたいと思い
あなたの育った環境に触れ、
できないくせに昔の記憶を共有しようと ....
お前は何を待っているのだ
いつから待っているのだ
風は冷たく
帰れ帰れと鳴いている
....
あまずっぱい夏をやりすごしたら
秋になった
秋になって夏のことを想うと
すっごいはずかしくてや ....
馬鹿 無知 自信過剰 ナルチシズム 流血 自滅的行為
若気の至り 歪んだ感情 皮 ....
門前町の 御下屋敷あたりに
囲って 折節通い合い お互いに
密かに会っては 愉しんでいると言 ....
あなたが帰って来る場所が
私じゃなかった理由を
あの歌の中に見つけた
私じゃなくあの子を選んだ ....
ほろびゆく誘蛾灯の王国
歯の隙間から意味だけがこぼれる
時代に捨てられた魂の
残り火を素足 ....
#1
古い額縁の中の絵のように
魔法瓶から注ぐ月の香りの記憶
彼女は退屈な卵
....
ただ生きる
それに至上の喜びを感じ
ただ｛ルビ詩＝うた｝を作る
そのことに無上の感動を感じ
....
誰かくれる そう思いつつ 街中へ
行く人や 皆カップルで 顔笑う
誰一人 合うことは無し ....
赤い風船飛んできたよ、ママ
んとね、すごく真っ赤なの
絵本に出てたのと少し違うけど
....
形のよい唇の君には
何も見えてやしないさ
抱く人形は限りなく広がる
０から無限大へ
....
横切る
救急車反対側全体的灰色気配空間内殉職時足長刑事風味
遠隔操作後蛇行走行轟音連発憤 ....
ぎゅっと握りしめた
こぶしの隙間から零れ
夜の奥底に染みてゆくもの
去り行く後姿に
聴こ ....
洋なし色に 辺りが包まれ
萩焼のカップには
チャイの印香が漂う中
窓辺からは
いつもと同じ風 ....
倫理だとか
秩序だとか
やけに耳障りのいい言葉で
人間達は
美しい世界を創る
地上には ....
北風は、吹かない
春一番で、うるさい夜に
貴女はやってきた
ここはすごく田舎だから、地元の ....
写真は 枕と真っ暗を
くぐり抜け よどみ とおり抜けて
セピアに 色褪せてしまいまし ....
せんえんさつ
ちょきん
ちょきん
....
２つの景色が広がる部屋で
慣れた方に 疲れて眠り
新しく思える側 ....
やまなし将軍は16歳から成人する直前までシンナーをやっていたので
脳が少し委縮している
脳関 ....
ムスクの香りのする女がいた
自分は頭が悪く、仕事もできないと思いこんでいた
僕といっしょにな ....
あまりにあまりに
言葉でしたから
ころころころころ
そっとそっと8000日
思いつづけて ....
さて、僕はカタギリさんに会ってみたいかというと、会いたくない。何かとてつもなく恐ろしいことが起こる気 ....
二日まえに人違い「された」 路上で通りすぎる瞬間に
「カタギリさん!」
って言われた。僕に向けら ....
わたしの見た目は最弱だとよく言われます
ですが
精神を具現化したら最強とも言われました
....
大きな
とても大きな野原に
今 という
それまた大きな川が
流れていました
....
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