寒き日に大学受験 がんばれよ
信じろよ 今までやって きた自分
寒桜 日本全国 咲きにけ ....
片々雪花
春を目前に
街の喧騒を
吸い込み
静寂の
雪
大きな雪片は
まるで天 ....
★1 視力測定
左0.8、右0.7ですね。次は裸眼視力を測りましょう
・・・・・
なんで全 ....
満月に欠落もあり雪ならば月に向かって降れよと呪文
ベルマークを集めています
買い物はベルマークのあるなしで決めます
これで世界中の子供たちが
....
ある冬の 透き通った夜に
私はこっそり星の道をたどり
あなたへむかって
小さな旅に出ます
....
雪が降って
寝ている間に
ひそっりと
雨が降ったらしい
朝起きてみれば
魔法がとけて
....
プラスティック容器工場の駐車場
緑のフェンス
黄色のポール
....
湖畔の岸辺に漂う二鞍の
銀の舟を安臥しながら見つめて
一つ目の舟には太陽を
二つ ....
紺に抱かれた地球の上の青
太陽の監視 瓶の汗
こんな季節に
転職したのが哀れ
....
あるところに犬をたくさん飼っているおじさんがいる。
テレビの取材をうけたおじさんは、インタビュ ....
彼は取り違えているのかもしれない
おれをAだかBだか或いは俺だかと
どのみち大した違いはないんだ ....
彼が台所で欲情した
ごめん
もう
私は誰ともできないの
だって子供が ....
おじさん
おじさんにも 青い頃があったでしょう?
訳知り顔で ウンチク
だけど
突拍子もない ....
・おはなしは枕のそばでひそひそとくすくす笑いそれからそれから?
・浴衣着て金魚を下げて夜店来て ....
・保育器の硝子を叩き切れ長の瞳で世界に問いかけている
・足指のかげろふ色の肉の子よ赤き頬よせ目 ....
「もう春だよ!」
「まだ冬だってば」
北風と春風の言い争いが始まった。
この論争が終わ ....
道が濡れている
闇のなかをゆく
果物のにおいの布
夜はたしかに来る
や ....
三日月1号線は
全ての痛みを解いてくれる
ここではないどこかへ行ける
らしい
....
かちっ
気持ちを伝えられる
スイッチがあればいいのに
ふと気がつくと
そう思っている ....
あの日
しかられて家を飛び出した少女の私は
夜に足をとられて川べりに一人
飲み込まれるのが恐く ....
色は午後から塗りましょうと告げられ
私は途方に暮れてしまった
先生、
この鉛筆でなぞるべき ....
羊歯や下草いっぱいの
ジャングルの中 ずっと奥
ワライカワセミ 啼くところ
バクが散歩 ....
{引用=詩集『カエルトコ』より: 4}
●昨日
昨日
魔法の絨毯が とうとう
飛ば ....
新しいことが思い出せない古いことももう新しく作れない
そのうちすきなひとのかおもわすれ ....
木漏れ日の美しいベランダの際で
娘ははしゃいでカーテンにくるまる
私の綻ぶ顔を誘い出そうと
自 ....
●なかまはずれはだれ? --ベタ編--
「はい、今度のは少し難しいかな。
次の生き物のう ....
彼は語った カタストロフを
カオスのカプリチオとして
階層の回想による改葬
回帰する哀しみとカ ....
愛している人がいても
止められずにいる
この欲求がたまらなく憎い
あたしの上で腰を振るのは ....
冷たい風に吹かれていたい
道路にひっそり横たえた猫の様に
冷たい風に吹かれていたい
踏み潰 ....
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