雨が降り雪降りてまた雨が降り また雪が降る 寒き一日
天気予報 何故か{ルビ我=われ}が学校に ....
時は流れを留めることを知らず
大河の流れは留まるように見えて流れている
万物は流転し留まることを ....
夕焼け の 細い指 輪
つなぎとめて
白く めくれた
枯れ木 の 小屋
ころ ....
君が
僕の腕の中で
眼を覚ました
今日は雨だよ
窓からそっと見る
ふた ....
俺は 雨の中 ぼっーと歩いていた
雨で折れちまった 花を拾った
名前は知らない
酒の瓶 ....
俺は先走るからいけない
いつも
遠くばかりを見て
足元の段差に気付かずに
こける
....
春のリボン 木々を包んで
花も咲き 小鳥もうたう
うららかな 青い空には
雲もなく
私は待っ ....
切り裂きジャックの千鳥足
そこから、彼は現れるのか?
生温かいハートを懐中に
世界を自 ....
よぉく 見つめてごらん
ほら
枯枝のさきっちょ
じーんって 赤くなってるよ
耳をすませて ....
あの頃のような輝き、とは何か
君に問うても
答えられないだろう
泥だらけの靴
生い茂る ....
水場にて はなうたまじりに葱を切る
いとしきひと を まちわぶ ゆうげに
カコカコカコカコ、カコを見ている人ばかり
互いの顔なんて誰も見ちゃいない
只ひたすらに
カコカ ....
「俺、お前が危ないことになったら助けてやるから」
「うん・・・」
ボクには言えない台詞を吐 ....
お願い、静かに
もっと、もっと静かに
マイナスの努力は困難ですか?
何 ....
1番線のホームで各駅を待った。
2番線のホームに各駅が来た。
赤いコート ....
・華の笑み太陽のごと、こんこんと、僕を生かすチカラ僕を壊すチカラ
・深夜には心臓ありき僕の背に ....
少女は海に住んでいた
透明な裸体が
海中に差し込む月光を吸い込んで
柔らかく発光していた
美 ....
たくさんのガラクタの中から
どうにか使えそうなものだけを拾い集めて
この国を作ってみました
....
おれの地獄はいつだって異国の場末
餓鬼どもの中からうまれてくるのさ
地の底をはいまわる畜生の情け ....
羊の群れに囲まれてとほうにくれていると
羊飼いの男がやってきてこう尋ねた
「アナタはカミをシ ....
たとえばぼくは月をうらんでいない星をうらん
でいない空をうらんでいない夜をうらんでいな
....
自転車に乗った少年が
風を引き連れ行き過ぐと
商店街のシャッターは
遅れがちにも皆ぐおんぐおん ....
奇蹟みたいに交差する2本の測地線
点には広がりはないんだけど
タンホイザー・ゲート近くのその ....
大まかな設定で始めたゲームは 淡々 淡々 単
なんて音でこんがらがってゆくのであって
....
嫌いなところは
あの娘が好きでたまらないところ
あの娘がいなけりゃ今の自分がいないところ ....
寒さは人を侘びしくさせるので
細い雪道ですれ違う時は
どちらからともなく微笑みあって
凍えるの ....
これは僕の若かりしころの実話です。当時はただ「運命」を感じた、だけでしたが、
最近電車の中で ....
加筆訂正:- 胃袋/鈴木(suzuki)[21:36]
- 第四連:袋の質感を追加、推敲。及び第六連:\"胃袋\"を\"袋\"に修正。
27rows, 1.08sec.