しりとりの詩 2nd[54]
2005 08/16 02:29
多々田 駄陀

ほのかに機関車の匂い、
まるで1万年前の向日葵の煌びやかな解答用紙に
不揃いの嘘で埋め尽くしたような夕暮れ。
不確かな遺伝子に鈴の鳴る風の方へ必死に歩いていった
愛しい子ども等の霧雨の中の輪郭を見たくて
隙間風が鈴鳴るほうへ、匂い忘れた種の乗った手のひら
包んでくれた僕の君
を探して君、消える前の試験
終了。まるで、ボク、
君、。
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