生贄合評スレ[38]
11/09 20:30
石川和広

田代さんの作品について。
塔というのは、垂直性の比喩によく使われますね。今高見順を読んでいて樹木というのが出てくるが、ちゃんと直立する、まあ気を付け!つまり近代的な姿勢、マジメさをさすとかな。
少し読みにくさを持たせて立ち止まらせるのは読者に注意をうながすだけでなく作者の中にあるきちんと書くという書法に対する抵抗もあるなと。
また女性の書く俺が連れに塔に近付けないようにしているということは近代的な男性性に対する両義的な思いを表してるか?
空に傷があるのが好き。その裂目から開く視界が何か?次にも期待。
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