刻限
砂木
ただ 届けたかったものが届かない
けれど 届けたことだけ 思い出して
いつか私は 暖かいものがあったと
眼しかつむるものがないこと
瞑る眼が それでもあることに
感謝して
数は どちらを数えればいいの
もう 数には入ってないけれど
足首で 支える日々
自由詩
刻限
Copyright
砂木
2006-09-27 00:09:36