実年齢と見た目のギャップは――郷ひろみほどじゃないし、もちろん彼よりずっと年下ではあるが――僕はあきらかに自分と同世代の者たちに比べて若い。また日々大酒を呑み、煙草も一箱以上吸っている。精神状態はといえば、私生活面で色々と問題を起こしてはいるものの、かなり躁な状態がここ20年位続いている。
　ただ、ときおり････1年のうち4〜5日程度/原因不明の口内炎に悩まされるが、コレの特効薬は僕の場合、プロポリスである。リキッド状のやつを朝夕に2〜3滴飲むだけで100パーセント完治する。それまでは、ビタミン剤とか痛み止めを服用していたが、完治するまで最長2週間ということもあった。コイツが舌の付け根や咽喉の奥にできると、激痛で喋ることすら出来ない。唾を飲みこむのにもずいぶん苦労する。
　初めて口内炎になったのは、夏。東京/上野の中華料理店でジャンボ餃子というのを注文し、そのアツアツの/焼きたての/デカイの/を、時間がなかったのか････あわてて食べたせいで口中火傷みたいになってしまった。その暫くあと、バイキンが入ったのかして咽喉が腫れた。････以来、同じ症状が半年〜1年周期で定期的にくり返されるようになり、これが「口内炎」と知ったのはずっと後のことだった。
　僕は体質的にオデキとかも出来やすいみたいだ。アレルギーではないけれど、トースト等に人造バター(マーガリン)を沢山塗って食べると、いつもきまってお尻とかにオデキが出来たり、モノモライ(麦粒腫)になったりする。これは胆嚢から分泌される胆汁がうまく十二指腸へ運ばれないためだろうか？　――僕はこの胆嚢の管が先天的に細く、詰まりやすいという欠陥を生まれつき持ちあわせている。
　しかし身内に癌で死んだ者はいない。医学的にまだ証明されてはいないが、おそらく茄子とかトマトだとかは癌細胞をやっつける成分を含んでいるらしく、そういえば僕の家系は、茄子やトマトが嫌いという者が一人もいない。そしてまた、これはあくまで私見だが、茄子やトマトには微量ながら麻薬的成分が含まれているように思う。僕はそもそも、大の茄子好き、大のトマト好きであり、お腹が空いていつも思うのは「茄子とチーズのグラタン」や「あっさり、泉州/水茄子の漬物」、「トマトピューレたっぷり/チリコーンカーン」、「モッツァレラチーズを載せた/スライストマトサラダ」等である。「カプリ風トマトスパゲティ」なんかもイイ！
　ああ、そういえばラテン系の人はじつに良く「茄子/トマト」を食べる。やっぱり茄子とかトマトを食べる人たちは元気だ。加えて「バジル」だ！　ハーブ/紫蘇の葉だ！　都会の人々が弱りつつあるのは、これら田舎のエッセンス････(なにもラテン/南イタリア料理にかぎらず、日本人なら柴漬けでも梅酢でも良い)豊かな大地と燦々とふりそそぐ光に満ちた牧歌/天然の産物を口にしなくなった所為であると確信する。