紀ノ川つかさ

僕には夢があります
毎朝電車に乗って
ある駅を通る時
反対側のホームは少し高くなっていて
そこのベンチはちょうど目の高さ
もしそこに通学途中の
かわいい女子高生が座って
少しでも足を広げたら
スカートの中が見えます
そんな女子高生のパンツを
いつか拝むのが僕の夢です
夢を持つことはいいことですね
夢を持つことは素晴らしいことですね
ことにそれが
叶うのが難しい夢ならば

僕が乗った電車が通る時は
ちょうど反対側のホームに電車が来る
時間でもあるのです
だからもし女子高生が座っていて
うまいこと足を広げていても
電車が若干遅れてくれないと
拝むことはできません
先日は惜しいところまで行きました
電車が少し遅れ
ベンチにはスカート姿の女性がいましたが
残念ながらオバチャンだったのです
夢を持つことはいいことですね
夢を持つことは素晴らしいことですね
ことにそれが
叶うのが難しい夢ならば

僕は夢を見たまま
会社へと行くのです
そこはとても冷たい会社です
仕事ができない者には
人格まで否定される言葉が
浴びせられます
金のために働いているんだろ?
金のために働いているんだろ?
甘えるんじゃないよ
金にならない人間なんか
死んだってかまわないんだよ
お前なんか人間としていらないんだ
夢を持つことはいいことですね
夢を持つことは素晴らしいことですね
ことにそれが
叶うのが難しい夢ならば

僕は今日も
電車に乗って会社に
向かいます


自由詩Copyright 紀ノ川つかさ 2003-07-31 23:02:43
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