ロマンスの花
A-29
ジョン・ライドンがまた動き出すのだろうか? だとすれば楽しみ楽しみ。
とはいえ、彼の詩について僕はほとんどフォローできていない。ことにPILについてはその歌詞のほぼ全体についてほとんど無理解のままで放置している。これはいけない。さしあたり『フラワーズ・オブ・ロマンス』の歌詞を精査すべきだ。これを当面の課題にしよう。
しかし僕の英語力ではとても追いつかない。数日前に届いたCDには日本語訳がないし。81年発売当時買ったLPはどっか行っちゃったし。そもそもそれに日本語訳がついてたかどうかも憶えていないし。あったとしてもどのみちわけのわからないものだったはずだ。
(どなたかPILの歌詞の日本語訳詞集などご存じのかたは教えてください。ないよな…。)
当人がPILについて一冊本を書く意欲があるらしいのでそれが実現し日本語訳が出版されるのを待つほかないかな。
それにしても『フラワーズ〜』! 何を考えてたんだろうなぁ。西洋中心主義への全否定? 世界史への鎮魂、懺悔、改悛? 聴いていてそんな想念を呼び起されてしまうのは僕だけだろうか?
世界史が湾岸戦争、9.11、対テロ戦争と進んでしまった今となっても、『フラワーズ〜』の方がなおも先走っているような気がしてならない。
「おれのようなヤツは絶対にイギリスって国からしか出てきっこねえんだよ。」とは本人のコメント。
たしかにそうだろう。イギリスはこの世界史の重責国なんだから。
問題はポストPILというものがありうるかどうかだよな…。
散文(批評随筆小説等)
ロマンスの花
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2006-08-22 02:48:10