海の画帳
石瀬琳々
白い雲青らむ渚描いてく
心の色は自由自在
砂浜に続く足あと追いかける
麦わら帽子風のステップ
海の色変えてゆくまに一瞬の
楽章を見る
波濤
(
はとう
)
はひかり
海鳥
(
うみどり
)
の風切るつばさ高く飛べ
心をつれてはるか遠くへ
沖を行くましろき船に問いかける
行き先はただ鳥のふるさと
貝殻を耳に押しあて海を聴く
胸に満ち潮淋しく深く
海の色探し疲れて潮風に
めくられてゆく心の画帳
短歌
海の画帳
Copyright
石瀬琳々
2006-07-04 16:22:42
縦
この文書は以下の文書グループに登録されています。
薊道