へたくそな歌とへたくそなギターの森の演奏会
こめ

稲妻がなってる

うるさくて眠れないよ

へたくそな歌を歌って

へたくそなギターを弾いて

夢中で弾き歌った

広い公園の中で

僕の歌が響いているだけ

でも僕の歌を聴いているのは

小さな虫たちと小鳥たち

森の演奏会は楽しくやるのが

最高の技術

散らかったままの

楽譜からおたまじゃくしが逃げていく

森の演奏会はもう終わったよ

僕の歌が終わると

みんな一斉に居なくなった

僕はスグにひとりぼっちになった

すると小さなリスが

こちらを見つめてくる

手招きして僕の肩に乗せて

君の為のとっておきの歌を

歌って上げるよ

森の演奏会の次の予定は

僕の気分次第だね


自由詩 へたくそな歌とへたくそなギターの森の演奏会 Copyright こめ 2006-05-15 21:58:12
notebook Home 戻る  過去 未来