「現実から乖離していく」と、あなたは言いますが
それは現実なのですか？
それはあなたが狂い始めた、ということですか？
狂ったあなたは狂気を自覚できるのですか？
それとも外界の一切のほうが非現実化していくのでしょうか
そうやってあなただけが現実になってしまったら
多数決の原理で非現実が勝利しますから、つまり逆転
あなたは現実ではない

それはとても不条理で非条理で不合理で非合理はとてもそれは

イメージして　イメージして
頭ではなく　心臓で
考えるのではなく　感じて
明日を思いだして
ロジックで不満を連ねるのではなく
「もしもイルカに手があったら」と仮定しよう
「イルカの両手は、その細い首を絞めるだろう」
…なんてのもめっちゃ好き

それで、続けていいですか？
狂気は本人確認できますか？
蔓延している狂気のパーソナリティのことではありません
狂気のアイデンティティです。確立できますか？
つまり馬鹿な人たちにも分かりやすく例えると
壊れたOSが「私は壊れました」と言いますか？
要するにあなたは、「私は正常です」と証明できますか？

「私は狂っている」　=　「私の言葉は真実ではない」
「現実が狂い始めた」　=　「私は現実から乖離していく」
「リアリティーがない」　=　「私は　いない」

・神は万能です
・よって神は「万能ではない」存在にもなれます
・存在しないことも可能です
・神は私であることも可能です
あなたの選択はどれですか？
いや、神の選択はどれなのでしょう？
いやいや、選択しないこともあり得ますね

どうして私は問い続けるのだと思いますか？
どうしてあなたは私に話し続けるのですか？
言葉は、誰のために発せられるのでしょう？
もし「現実」が　「あなたのために」　言葉を吐いたとして
あなたはいないかみはいないわたしはいないことばはない
「ナニ」からでもなく乖離していく「なんでもないもの」

信じるに足る根拠が欲しい
根拠たる立脚点が欲しい
立脚点たる堅固性が欲しい
堅固たる感触が欲しい
感触は　感触は
「苦しいこともある」のが　そんなに嫌いですか？
「信じられない」ことが　そんなに大きいですか？
「理由」は　大事なものですか？　「どうして」ですか？

もし私が私自身にもあなたにも現実であるのなら
私はあなたがいないことをとても悲しく思うでしょう
現実もあなたを名残惜しむのでしょう
私はホントウニカンジマス　デイジー　デイジー
あなたがここにいてほしい


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Kuri, Kipple : 2001.09.15