見知らぬぼくらへ
青色銀河団

夜のなかで ぼくらは 目覚め
目覚めた ぼくらの なかで
夜は 目覚める

夜のなかで ぼくらは 
存在するものの 確かさを
はじめて 知る
ぼくらが 知ることで
存在するものに 
存在の 存在感が 加わる


ぼくらの 重ねあう 手のひらには
激しく 燃える 燃えあがる火の 火の中を
流れる 流れゆく水が ある

水のなかで 影が 震え
光を集めた 闇が ゆれる



夜のなかに 真理はあり
真理は 何ものも 包み隠さない
夜のなかに 太陽はあり
太陽は すべてのものを 照らしだす

僕ら 生まれたままの 姿で
何も 恥らう ことなく
このまま ずっと 抱きあっていよう


見知らぬ 君と
見知らぬ 僕と

火のなかを ながれる水と
水のなかで ゆれる影と


自由詩 見知らぬぼくらへ Copyright 青色銀河団 2006-03-15 23:36:50
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