みとめて
馬野ミキ
ほめてほめて
あさ
おきたというだけでほめて
これはこどもっぽい
こどもっぽいふるまい
じゃあこどもっぽいということをほめて
めざめたばかりのぼくをだきかかえて
よいしょともちあげて
ベランダのせんたくものをよかせて
ごこうがさすように
ぼくをたいようにかざして
ごこうをみとめて
たいようをみとめて
ぼくをみとめて
ぼくときみのあいだにある
くうきをみとめて
すいこんださんそと
はきだしたにさんかたんそをみとめて
きみをみとめて。
自由詩
みとめて
Copyright
馬野ミキ
2006-02-18 12:07:17