こくん と
砂木

カフェテリアで
小脇に かかえた空に

そっと 左の翼 溶かして

ふしの いたんだ 宿り木
に まだまだ だって 

占いに とばされた 長靴に
冬眠している 蛙君からの 手紙

続きは 明るい場所でいいたい
春になったら ね

弾くまねの 左の翼
カフェテリア しまいこんで

紅茶のなか 落ちていく
こい 口
 


自由詩 こくん と Copyright 砂木 2006-02-03 23:29:00
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