藍子
ふるる
藍子は
あげは蝶 の髪留め
大切にしている
花模様のスカートからあらわれたのは
淡い足
半分開いた口で 飴 を舐めた
雨のかかる朝日に寄りかかって
(あした)のことを話す
溢れるように
笑う。
「あたしはあした・・・・」
と藍子が言うと
(あした)が胸を ときめかせ
藍子の言葉をまって
藍子は
あげは蝶 の髪留め
大切にしている
花模様のスカートからあらわれたのは
淡い足
半分開いた口で
うたを歌った
藍いろのうた
・・・・あしたはあいいろ
あいいろのあした・・・・
・・・・あめはあしたに
いっちゃった・・・・・・
この文書は以下の文書グループに登録されています。
****印象詩っぽい*****