カンガルーポケット
かぜきり


そこから手を出してごらん といわれるのです

中に枕を入れるのが日課でした

試しに足をだしたことはあります、触れたのは空のようでした

入れ違いになったのは

私の笑顔をいつも保管しているからだと思います

夜には裏返しにして

目の触れぬところで ぞっとしながら触るんです










自由詩 カンガルーポケット Copyright かぜきり 2006-01-22 14:05:44
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定点観憶測「驕り」