僕だけの世界
こめ

授業を受けるのがめんどくさくて

上の空で真っ青の

青空の見上げて微笑んだ

ノートの最後ら辺のページは

ぼくの空想の世界がひろがていた

草原が青空の下にひろがってたり

花畑がひろがってたり

ぼくだけがかんがえた未来の創造の世界だったり

過去の活気があった商店街だったり

夕陽が見える崖の上のベンチだったり

綺麗な夜空がひろがる山の天辺だったり

雲のじゅうたんがひろがる雲の上だったり

現実がリアルにわかる道路だったり

一本だけまっすぐに永遠にのびている荒野だったり

銀白色の雪の世界がひろがる世界だったり

なにか懐かしく感じる公園のブランコだったり

十時の横断歩道に人が絶えず行き来する場所だったり

愛しいあの人が住んでいるレンガの家だったり

この世の始まりの場所だったり

この世の終わりの場所だったり

そんなぼくだけの世界をながめて

くすくす笑いながらその笑っているのを

隠しながら眺めていた

そしてペンをもってまた新しい世界を描いていった

そして終了のチャイムが鳴った

そしてぼくだけの誰もしらない

世界をゆっくりと閉じていった



自由詩 僕だけの世界 Copyright こめ 2006-01-08 19:48:02
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