破壊
こめ
ぼくは何も感じなく
ただ破壊を繰り返していた
誰もぼくのことなんかなにもしらないのに
おまえらは何故こうも
冷たい目でぼくをみる
ただなにもなく
なにをすことまなく
また破壊をしていたよ
雨が降ってきた
ぼくは空を見上げて
雨の中泣いていた
なんでこんなに雨が暖かいんだ
ちょっと前はつめたくて死ぬほど嫌いだったのに
むき出しの感情を抑えてぼくは
無限に広がる空に手を
のばして羽を広げそらに飛び出し
雲を抜け
宇宙に旅に出た
自由詩
破壊
Copyright
こめ
2006-01-06 13:06:29