カフェ
田島オスカー


コーヒーとミルクが半々
その懐かしさが痛ましいので
最近では蜂蜜を溶かし込んでしまう

あの人が元気でいることを望まない私と
いつもレモンを添え忘れるあの人と
似ていたのは身勝手ばかりで
居心地は そうね
しかしとても良かったのです

コーヒーとミルクが半々
夏の終わりには いつもコーヒーが多くなってしまう

苦味が忘れられない
私をわらっているのね



 


自由詩 カフェ Copyright 田島オスカー 2005-11-25 01:30:06
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