甘い蜜の罠(Reverse Side)
恋月 ぴの

私には判っていた
あなたが まだ禁じられた歳だってこと
でも 可愛いあなたを
初々しいあなたを
指を咥えて見ているほど
私はねんねじゃないし

私は知らなかった
何にあなたが飽きたのか
ひとり夜の街に飛び出して
酩酊の挙句
誰もいない深夜の公園で
あんな騒動を起こすなんて

あなたの罪は私の罪ね
無期限謹慎の身は辛いけど
きっと私は待っている
あなたの帰りを待っている


自由詩 甘い蜜の罠(Reverse Side) Copyright 恋月 ぴの 2005-07-17 21:35:07
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