恐い
砂木



寄ってきた子供達に
お菓子をふるまってた 米兵に
自爆テロがつっこみ
多数の子供と兵士が
亡くなられたという

手をだす子らは
わざと 足止めしたわけではないにせよ
いつもそうすると 覚えられて
利用されたのかもしれない

ロンドンのテロリストは まだ若く
数名 亡くなったと報ぜられた
十九 二十二 希望のある若さを
どこかから 使われてしまった

学校が襲われ 生徒と保護者が人質となった時
警官に突入され 追い詰められた犯人は
子供の首を切り 髪を掴んだまま
銃撃され死んでいた

爆撃にあい 飛び散った息子を新聞紙に集めてた父親
もし それが私なら
敵の子供などは 生きるに価しないと

復讐と供養しかない日常を持つ事を
思い知れと

それでも平和を守りたいんだと

飛行機の中で犯人に立ち向かい
軌道を変えて 墜落させたとされる人々

自分はイラクの人々は恨んでいない
戦争はやめて欲しいと
戦争前にイラクに行き訴えていた
9 11 のビルへのテロにより
亡くなった方々のご遺族と

思い巡らしてみても
どうにもならないけど

戦争開始から 三万人が亡くなったという報道に
まだまだ増えていきそうな 被害に
なすすべもなく 不安になる




自由詩 恐い Copyright 砂木 2005-07-15 03:50:32
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