200 million°
ryinx



  ぼく に は わ
  かる   、
  きみの かわい とこ
  が 、

  何処かで 失われた
  ないぶが


  表皮の裏側で
  うずくまって いる
  と
  いう こ と が


  どこにも行きつかない
  列車 は終わりなく
  走り続けるが


  おまえの内部は
  終着点で
  ただ  おまえ自身
  を 待っている


  ずっと 待っているが
  だれも来ない場所
  に
  誰もいない駅で
  、
  偽りの表皮に覆われた
  、


   いつかの
   日々が
   ひび割れた
   窓ガラスに


    映る
    止まり木
        が、


    二億年後 に、


    再生することを
     明日が来る事を
      待っている
       と いう事、が



  𝗴𝗼𝗼𝗱𝗯𝘆𝗲 𝟮𝟬𝟬 𝗺𝗶𝗹𝗹𝗶𝗼𝗻 𝘆𝗲𝗮𝗿𝘀





     降らない雨が


     ふりしきるゆきが
     降り続ける 日々に






          *






自由詩 200 million° Copyright ryinx 2023-08-14 03:24:04
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