自称ロシア通小泉悠の与太話はほんとうか?
室町

結論からいうと全部デタラメです。
たとえば小泉悠は高校生大学生を相手にしたyoutubeの講座でこんな
デマを流している。

 「ロシアの経済規模(GDP)というのは韓国と同じくらいなんです」

https://www.youtube.com/watch?v=YuV8kzP5zEk
(小泉悠「不思議の国ロシアを考える」ー高校生と大学生のための金曜特別講座)

小泉悠という男の特徴がこの発言によくあらわれているのですが青少年たちに対して
一面的な情報しか与えようとしていない。
ロシアの実質経済規模というのは名目的な為替レートで測った経済規模の2.3倍以上
あることが世界の識者や研究家らの間でよく知られています。
それからエリツィンの時代の規模とプーチンの今の時代の規模とでは天国と地獄ほどの差が
あります。そういった時代背景も語らない。

それだけではなくロシア通なら必ず指摘すべきなのはロシアは世界で唯一食料とエネルギー
を自給自足できる国なんです。中国ですら食料とエネルギーが自給自足できない。
つまり中国はじつは超大国の条件から外れている。真の超大国とはこの二つを自給できたうえ圧倒的な
核戦力をもっていなければならない。

そういう意味では米とならんでロシアこそが世界の超大国であるといえるわけです。
ウクライナロシア両国大使経験者の馬渕睦夫氏の話によれば政情不安定で
分断と対立や犯罪と汚職にまみれた米政権のことを考えると
「ロシアこそ真の超大国」とすら断言する方もいます。
ところが小泉悠はそういうことをおそらく知らない。
あるいは隠している。
これがこの男の発言の特徴といえるでしょう。

基本的にテレビなんかの報道ショーに出てくる
「専門家」という人種のなかに本当の専門家なんか見たことも無いのです。
喋っていることを聴くと素人でも常識的論理的におかしなところばかりで失笑してしまう。
それはまあテレビ産業の経済的な構造上あたりまえの話でして
巨大寡占資本が支配する巨大企業の末端に位置するメディア産業が
全国津々浦々のお茶の間に向かってほんとうのことを話し出せば
巨大寡占資本はあらゆる被害をこうむるからです。
(ここでいう「寡占資本」とはたとえば日本の国家予算の二倍という規模の資産を動かして
いる「ブラックロック」のような巨大企業のことをいってます。)
今どきの巨大寡占資本はろくなことやってませんから。

だからテレビにはあまり頭のよくないちょっとおかしな人を意図的に選んで使っている。
最近テレビに頻出してデマをふりまいている小泉悠などもその類で
こんなクズを相手にもしたくないのですが
わたしが非難している現代詩人会のトップページに飾られたあの意味不明な文言

     プーチンの不条理

ってのはひょっとすると「ロシアの専門家」と自称してテレビで引っ張りだこになっている
精神的に多分問題のありそうな中村逸郎とかこの小泉悠といった類の連中の発言を鵜呑みにして
出てきたものじゃないかということに思い至りました。

もし日本現代詩人会がテレビや新聞に頻出するこういった連中のデマを
そのまま信じて「プーチンの不条理」なんて
書いているとすれば
日本の詩人は絶望といっていいと思いますが
とりあえずyoutubeで小泉悠のロシア解説やウクライナ戦争観を虚心坦懐に聴いてみました。

この男はyoutubeの講座で自からも白状しているようにロシアの専門家でもなんでもないのです。
せいぜい2年ほどロシアに滞在した経験があるだけのただの雑文書きです。
だから世界を巨視的な眼でみれないし構造的にもとらえられない。
眼がふたつあるのに一つの世界しかみていないということが空疎でデマに満ちた話から
ありありと伺えました。

いまどきロシアを語るときにその行動が何に対する反動として出てきているかくらい
考えるのが普通です。世界の国際的軍事評論家はみなそうやってます。
つまり
ロシアのあらゆる動きはロシアを敵対視している西側の動きに対応しているわけです。
ですから
ロシアの動きを解析する場合にはNATOとりわけ米国の動きを抜きに語れないのです。
つまり
ウクライナ戦争でいえばロシアの行動を分析するには必ず欧米とくに米国の動きを語る必要があります。
合わせ鏡みたいなものですから。
ところが
この小泉悠という男はなぜかロシア通のくせにロシアをそのように動かした理由や原因を
ロシア内部にのみ求めて語っています。
こんなことはありえない話なのです。意図的に欧米の関与を隠している。
そういう意味ではこの男 倫理的にもかなり信頼できない御仁であると断言していいでしょう。

そして小泉悠という男はこううそぶく。
「どうしてロシアがあんなことをしたのかわからない」
https://www.youtube.com/watch?v=YuV8kzP5zEk
(小泉悠「不思議の国ロシアを考える」ー高校生と大学生のための金曜特別講座)

ロシアがウクライナに侵攻せざるを得なかったアメリカやNATOの対ロ戦略についてこの男は
いっさいを青少年たちに隠している。
つまり高校生や大学生はウクライナをめぐる欧米の動きや関与を教えられずプーチンは頭がおかしい
独裁者だと
ということで処理して洗脳しようとしている。
恥ずべき言論人ですがそれより恥ずかしいのはこの男と同じく現代詩人会までが一緒になって
「プーチンの不条理」などと叫んでいる。
文学に関わるものがこんな洗脳にみずから流されていることに恥ずかしさを覚えないのだろうか。

上に紹介したyoutubeで
この小泉悠というデマ男は高校生や大学生に対してウソばかりついている。
冒頭に一例を述べましたがわたしの思うにこの男はおそらく「選ばれた」のだろうと
おもいます。
「老人は集団で自決させろ」みたいなことをテレビで平気でしゃべった男がいましたね。
あのイカれた野郎と同じです。「選ばれた」男です。
だれに選ばれたかはもうおわかりでしょう。そういう男と同じレベルの思想を現代詩人会の
冒頭にかかげている詩人の会。
わたしは恥ずかしくて穴があったらもぐりたいですよ。





散文(批評随筆小説等) 自称ロシア通小泉悠の与太話はほんとうか? Copyright 室町 2023-07-22 03:16:54
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