ただ、過ぎゆく時の速さを
秋葉竹



ときの過ぎゆく速さを
だれに
訊ねれば、いい?

嘘ついてんだろッ!
ってくらい
今もう秋になってる

優しくて、暖かい人もいた。
私の最愛の。


うそみたい。

この星には、まだ、幸せとか
残されている?


滅びを、
感じながらでしか
生きてこれなかった、
と、
それが罪だとしても、だ、
と、
せめて、と、
願いつづけた日々の
夢の、

凄ンごい七色の
光り輝く虹だったという。


だから、まだ、生きる。
ハハ。
ちと、照れるが。

生きる理由なんて
何度でも何度でも、適当にでも、
考えてみせる。


それが、
生けとし生きる人の、
こころ安らぐ、海なのかもしれない。


ある日、
だれのことも好きでいられなくなった私は
こんな自己欺瞞を無理矢理嵌め込むように
なにがどれだけ嘘だったのかは、
もぉ、わからないんだよ?



ねぇ?

そんな私が幸せになれる方法を、

ねぇ?


おっきな声で。
おしえてよ。










自由詩 ただ、過ぎゆく時の速さを Copyright 秋葉竹 2021-10-07 23:47:55
notebook Home 戻る  過去 未来