であること
ナンモナイデス
光にむしばまれ
腕を失った
女神のへそを
愛撫している
孔をのぞけば
青い
青い
そらが気だるい
気だるさは
笑いをこらえる
しりから
尻をひっぱたく
尾骨がある
あらためて
サルだと
わかったとき
女は
袖に腕を
とおした
自由詩
であること
Copyright
ナンモナイデス
2020-05-18 13:40:16