確かにどうかしている
二宮和樹

そっと隣で気遣いながらも
自由でいさせようと振舞うが
彼女はつまらないと言い
そっぽを向く

あっそうだなと想いながらも
軽いジャブのような葛藤を横目に
これを書くのはどうかしているのか

ははは

ほざいてるなあ

そうしながらも
彼女の好きな食べ物を冷蔵庫から取り出すとは
甚だ普通の人間だ俺は


確かにどうかしている


自由詩 確かにどうかしている Copyright 二宮和樹 2020-04-05 21:53:58
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