求めたくても飾りは多く
二宮和樹
鳥がさえずっている
朝の息吹を感じる
そう言えば車も一台ばかり
今日は何をするかな
カタカタと打つこのパソコンの音も
読みさしの本も
私の手でその意味を読み解いていく
ただ、想いをここに書き出し
「さあ」とばかりに伝えようとせず
こうありたいと
そのままに表わせられれば
難しいのはこれまでしてきたことが枷になること
そんな意図はないのに
自然であることから離れようとせず
わたしはあなたと
あなたはわたしと
伝え合いたくなるのは
どうしてなんだろうか
自由詩
求めたくても飾りは多く
Copyright
二宮和樹
2020-04-05 05:17:49