ホムンクルスバレエ
墨晶
Ballet d'Homoncule
黃色い誤謬は牧場 卵形の奇景
不死者の猿 增加する尻尾は振動である
屋臺に轉移した天使
その指數はステンシルの海豚
導師は陶然と不可知の 「 Z 」
何故 善性を問う?
試練の神經叢は尻尾が語る靈驗であり それ以外は外連なのだ
矩形の仁王 眞性の驛は法會
狂った風のなか
眼球の姿に
「 着替えろ! 」
皺々の猫足の獨樂を呑む合歡木
卵色の月 幕閒の蒙古
シラクーザの夜叉よ
「 やらいでか! 」
やあ、 ジレを着た去來する黃泉
乳と蜜
パピルスのように放尿
威壓 それは永久齒であり
潛水艦が朽ち果てた朝 藻鹽は動物なのだ
また
空に寄生する眩暈の亞性器の朝
ミロの空の背後を照らす Cello
自由とは
いつだって空を意味している
コカの葉 椰子の實
如是、戰慄は僞りの交尾
而して大腸は心臟の瀑布
まさしく鯉
まさしく泥濘
すべてが震えている
ふるえているのだ
きみはもうにんげんではない
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典禮ノ書