泥水
草野春心



  ばかげた
  世のなかが晴れていた
  ことばが ぼくの目のなかで
  すばやく動いて よくは見えない


  たいくつな愛のように夜がきてほしい
  あなたの胸にいつしか溜まった
  やわらかい泥みずに
  脚をとられたい




自由詩 泥水 Copyright 草野春心 2020-01-18 21:02:48
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