高校野球観戦(千葉代表応援記)
日比津 開

 高校野球は現在、秋期大会が行われている。各地区によって違うが、
ベスト4以上に進めば来春のセンバツの出場が有力となる。
 残念ながら、僕が応援する千葉の習志野高校は関東大会の準々決勝
で神奈川の東海大相模に大差で敗れ、来春のセンバツは絶望的になっ
た。しかし、今年のセンバツではまさかの準優勝で僕を何度も喜ばせ
てくれた。一方、サイン盗み疑惑では大いに憤慨したが…
 
 僕は習志野高校卒業というわけではない。出身が千葉県なので応援
している。最近は千葉は木更津総合がよく甲子園まで行っている。
木更津総合でない年は、入れ替わり立ち替わり違う高校が出ている。
 千葉は、昭和49年の銚子商業、50年の習志野以来全国優勝から遠
ざかっている。誠に残念!! 僕が生きている間にもう一度優勝して 
欲しいのだが… 県大会の参加高が増え戦力が分散化したこと、銚子
商業など商業高校に生徒が集まりにくくなったことが弱体化の原因に
なっているだろう。

 僕は千葉代表が甲子園に出ると、2年に1回くらいのペースで球場に 
応援に行っている。夏の大会では、9年前だったか成田高校が準決勝に
行ったとき甲子園で観戦した(残念ながら、東海大相模に敗れたが) 
それが、ここ10年夏の大会で僕の観戦した千葉代表の最高成績だ。
 
 センバツは、自分の高校生時代以来数十年振りに今年観戦した。
習志野高校の試合はじめ1回戦を3日連続して球場に足を運んでいる。
センバツの球場観戦は寒い。やはり、暑い中での夏の大会のほうが
盛り上がる。しかし、今年の習志野高校は本当に惜しかった。
センバツの千葉代表優勝という千葉県民の悲願?は、今回も叶わな
かった。(センバツは3回準優勝、夏は3回優勝している) 

 現在僕は愛知県清須市に住んでいるが、やはり高校野球は郷土の
チームを応援してしまう。いま千葉県民の多くの方々が、台風被害
などでたいへんな思いをしている。何か勇気付けられることがあれば
良いのだが… 来年の春、夏はまだまだ遠い。
 
 テレビ観戦で一番感激、歓喜した試合は昭和48年の夏の大会2回戦
銚子商業対作新学院で延長10回、江川の押し出し四球で作新学院を
破った試合だ。それまで関東大会はじめ銚子商業は、江川の作新学院
に一度も勝てず20三振近くを奪われたりしたのでなおさらこの勝利が 
貴重なものとなり、翌年の全国優勝に繋がっている。

 余談だが、僕の応援順位は千葉の次は岐阜県代表(数年前まで10年
近く住んでいたため)、それから静岡県代表(祖父、父の出身地)となっ
ている。愛知代表はもう数年住んだら、応援するようになるかも知れ
ない。来年、できたら夏の県大会を観戦しに行きたい。
 
 
*ワールドカップ・ラグビーは、明日いよいよ決勝戦だが、僕は11月
7日に行われるボクシングの井上尚弥VSノニト・ドネア(フィリピン)
のWBA、IBF世界バンタム級王座統一戦を非常に楽しみにしている。
 ボクシングの世界タイトルマッチは昔一度だけ、具志堅用高対ハイメ
・リオスを武道館で観戦した記憶力がある。具志堅は偉大なチャンピ
オンだが、井上尚弥はそれを超える文字通りモンスター級、史上最強の
チャンピオンになることを期待したい。





散文(批評随筆小説等) 高校野球観戦(千葉代表応援記) Copyright 日比津 開 2019-11-01 06:34:10
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