接地
はるな
テディベア、ものさし、あおいゆうぐれ。
汗ばんだひたいのあまいにおい、
いいにおい。
ひあたりのリビングにひろがったあかるい色色、
層になってひろがっていく現実との接地。
浮かびそうに脆い、乾燥した空気のなかで、
よわく、ちいさく、けれどもあるのは、
あるのは。
あまいにおい、ゆうぐれ、言葉の端切れと、連なってゆく間、
日が、濃くなるほど、影は深くゆれ、ゆれながら、みたのは
みたのはひろがっていく現実との接地。
自由詩
接地
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はるな
2019-01-14 11:41:52