居酒屋 狂騒曲 夏
むっちゃん

女将が オーダーを 伝票なし 口頭で、 追いかけるように ホールの娘が 同じ注文

いよいよ開幕
小骨を つけたまま 刺身に、 セットと盛り合わせを 間違い 親子で もめている

鯖焼きひとつ! でも 蒲焼見たい

卵焼きの注文 ようやく 焼き上げると、 だし巻きだった

ドジョウの唐揚げ 小さめでね! 無理なので 適当に 油に投入

味噌汁グラグラ

イカげそ カラカラ

グラタンから 煙り

黒焦げ 牡蠣バター

あれ? ジャーのご飯が、もう無い

二階から お客の催促

洗い物の山 盛り付ける皿が、、、洗浄機が動いて無い

マスターが叫ぶ! 玄関に鍵かけろー! ホールから一声 裏口から入ってもう座っます!

汗が干からび 貼りつく、 外から、生ぬるい風が申し訳無さそうに 入ってくる

時が進まぬ 熱帯夜 。


自由詩 居酒屋 狂騒曲 夏 Copyright むっちゃん 2018-08-25 09:51:56
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