生きて
朧月

つばめの夫婦はヒナを育てています
互いにエサを運んできます
なんどもなんども

ヘビはその細いカラダで
壁を伝ってきます
食べるものがほしいと
そのヒナがほしいと

わたしはつばめがすきで
ヘビがきらいで

みているのです
ヘビもつばめも みているだけなのです

きょうもどこかで
ヘビが憂いていることも


自由詩 生きて Copyright 朧月 2018-06-26 07:09:03
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