池袋の中の喧騒
番田 

よく晴れた人ごみの空の下で
不確かだった 繁華街の中で
震えていた 対人恐怖症のような思いで いつも
人の視線の中を私は歩いていた


昔から いつも 出歩くのは不安だった
微笑みが 本当ではないことを感じさせられた日曜日
いつも そこで 彼女のことを
私は池袋駅の構内で思い出す


私の意見が だけど
他の誰かと一緒なら 子供だった頃のように 
グループディスカッションの時を思い出して
いつも 誰とでも 面接の時 仲良くなれた


そんな気がする
だけど やや整理のされていない意見を思い出す
あの日の言葉を支持してくれたことを私は覚えている  
平然を装っていた 彼女のことを覚えている


自由詩 池袋の中の喧騒 Copyright 番田  2016-07-25 00:11:49
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