日和
湾鶴

サンボール
煌く窓辺
髪が頬にかかり
数本は口元まで寄りかかる
白壁のビルが空と一枚になって
雲は遠慮がちに薄い
揺らぐ陰まで淡く香る
ペチコートカーテン
ひらり
青いスニーカーが似合いそうな
猫が通る
にゃーっ
陽が柔らかい

の中の

の中の
のに
包まれ
紅茶の中の
陽の
の中の
レモンの
回るスニーカーの
雲はペチコートカーテンの
中にsping風
くるり

ひらり




ひらり


未詩・独白 日和 Copyright 湾鶴 2005-02-25 02:58:47
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