yamaneko
草野春心
硬質な
紙片ではない
タクシー
そして
という語の
尻だけを追って
山猫
観葉植物としての
わたしは
遣られている水の
水らしさをしらない
屍
(
かばね
)
同然のヒトさ
殖えていく
夜への枝葉から
すべりおちてくる
笑えるほど他者的な
しずくだけをすすって
山猫 山猫 おお、山猫
自由詩
yamaneko
Copyright
草野春心
2016-02-11 20:10:32
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