クレイジーファックサイコニートウィルダイ
ピッピ

CDだとかテレビだとか
結局は何かを燃やしてる
何かを燃やすプロフェッショナル
の言葉だから
何も燃やしていない
何も燃やしたことのない奴の言葉は
お前らの耳には届かない

知ってるか
金がある時には
やる気がなくたって
いい天気だとか
占いで3位だったとか
そういう理由で何かを始められるもんなんだ
金がない時には
外でガス爆発が起きたって
動いたら金を使うと思うから
動けなくなる
どんなに堕落していく歌を聞いても
言葉がすんなり入ってこない
ゴキブリが歌を歌ったって
同じことを思うだろう!!



(飛び出そうぜ
 脱肛のように)



カテゴライズが嫌いだったから
どこにもカテゴライズされなかった
死んでも同じなら
死んだ方が金がかからないんじゃねえのか
呼吸1つにつき
いくら失われてるんだ
そんなことを考えていたら
今日も照明を点けない夜が終わっていた
俺はへその緒がLANケーブルだったから
勘違いしちゃったんだよな
世界というのは楽しいものだが
それらは全部向こうから俺のところに
届くもんだと思っていたよ!!!
ドラフトだって
ノーベル賞だって
みんな待ってれば
俺の枕元に届くもんだって
だって寝たきりの俺が目を開けたら
極彩色しか映らないから
モノクロの俺
モノクロの俺
モノクロの俺
モノクロの俺
モノクロの俺に
みんな色をつけてくれると思っちゃうよなあ!!!



サライが24時間流れても
終わらないほど長い人生
蛍の光が24時間流れても
終わらないほど長い人生
誰にも認められない人間が
発した言葉に価値はあるか
それを届けるからくりを
発明したことは罪なのか
天井から提げられただけの扉を
いつまでも自分で開けられない


自由詩 クレイジーファックサイコニートウィルダイ Copyright ピッピ 2015-12-21 13:01:58
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