金と銀のスニーカー
梅昆布茶

季節をいいあらわそうと思っているうちに
それは過ぎてしまう

足跡と想いはいつのまにか
季節をすり替えて行く

君と金と銀の
スニーカーを交換して
なんか安っぽいねって笑った

僕の足は頑丈な靴を好んで

君の足はたぶん
羽根のように飛びたかったのだろうね

いいんだ季節も物事も変わる

自由に飛ぶがいい

ただ君も僕も

自由はかなり重い鎖で繋がれているってことは
忘れないでいよう

それが僕が君に最後に贈る言葉だ





自由詩 金と銀のスニーカー Copyright 梅昆布茶 2014-08-03 10:20:19
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