ドアのところ
草野春心



  部屋には、いつもあなたと
  夏草のにおいがあふれていた
  なにもきこえないほど私たちは笑っていた
  開いていたドアの四角いところで
  陽の光が 涙をこらえていた




自由詩 ドアのところ Copyright 草野春心 2014-06-29 18:54:27
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