世界の終わりと夕暮れと
番田 


失う物の方が
多いと気づいた でも
趣味に
没頭しても
手を 見つめ
得た物は無だと気づく


電車の窓 そして
おぼろげにある
僕の姿が存在していて
でも 試験に向かうときや
ソープからの帰り道も
行った 僕は帰っていく


詩を書いている
自分のために 詩を
誰かである意識すら忘れた
今日も
帰り道を急ぐ ネコも
床で死ぬと思うんだ


電車の窓 そして
おぼろげにある
僕の姿が存在していて
でも 試験に向かうときや
ソープからの帰り道も
行った 僕は帰っていく


自由詩 世界の終わりと夕暮れと Copyright 番田  2014-01-30 00:30:14
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