死情
ただのみきや
今朝は 静かな死
白樺の裸体 霧の
視神経 晩秋の匂い
目減りした水瓶に落とす
賽の河原の石のくぐもり
陽射しはそっと後ずさる
魂のほころびから
黄泉の調べ 妙なるかな
舌をもてあそぶ 冷たい指先
《死情:2013年11月》
自由詩
死情
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ただのみきや
2013-11-07 23:16:47
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