扉
はるな
扉の音がしたけれど
どちら側に開いたのかわからない
あったのかなかったのかわからない
いくつもの好意
あってもなくてもかわらないような
くりかえす行為、
いつまでも振り向けないで
耳をすませて
こんなにさびしいままで
自由詩
扉
Copyright
はるな
2013-09-29 00:33:15