凪ながら
朝焼彩茜色
陽が落ちて寂しくない訳がない
夏の夕暮れほど影を堕とす醸し煙もない
闇雲に靄が浸透する
陰の陽を見抜けなかった愚かさに
ひたすらに問う
由縁を
故に縁を授かった定めに呪うことなく
苦しみを自覚するまで時差が緩急が必要だった
夏の夕暮れほど迂闊に浸透させるものではない
闇知れず 鮮やかな紺色を仰ぎたい
命ある場所を間違えた
もう愛したくもない
選抜されたとしても
還りたい
瞳で語る処へ
華を摘んでいたい
120センチのあたし
口を尖らして無垢に溶け合い怒っている
愛してよあたしが誰より一番って
欠けるはずのない唯一を 分離させる三次元の足につけた鎖が
重くて代わりに心が千切れた
喉を通らないものを
頑張ったチャーハンだった
回想の度 自分へ謝罪する
我が儘を履き違えてなんかないと
もっと我を隣に寄せて愛したい
恥はない
誇りもない
みたいだけ
瞳で語る処へ
心と吾で
逝けたらもう帰さないと約束したい
もう愛したくもない
それくらい
まだ知らない魂の死角が伝える
もう愛したくもない
それくらい
愛していると
由縁を合致させようと朗らかに生きている
感謝
涙は死角からの贈り物
時折 凪がす
自由詩
凪ながら
Copyright
朝焼彩茜色
2013-07-28 03:06:55