フェイク
ドクダミ五十号

 


 フェイク

 と

 するか

 味わって

 別

 と

 するか


 似せながら

 全く別を目指すのは

 面白い


 単に似せるだけは

 実に不味い

 内実が空虚だよね


 驚きは

 ”似て異なる”を

 知る時ではないだろうか


 似せながら

 似せない


 誰かに例えられるのは

 穴があったら入れたい程の

 欲望の恥ずかしさだと思う


 その上で作る

 浅ましいのは嫌だね


 そうじゃないかね?
 


自由詩 フェイク Copyright ドクダミ五十号 2013-04-03 22:07:08
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