ふゆのあおぞら
草野春心
めぇいっぱいのかなしみを
ちいさなかばんにつめてたら
ほころびからおちていった
あたりまえだ
ふゆのあおぞら
ふゆのあおぞら
かぜがふいた
ほころびからおちていった
なみだもえがおもいとしさも
うたうみたいにとんでった
風が吹いた。
目いっぱいの哀しみを
あなたを思う、
暗い夜の一つ一つを
僕はわすれてしまった。
当たり前だ……
冬の青空。
自由詩
ふゆのあおぞら
Copyright
草野春心
2013-02-21 00:14:00
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