まったなしに流れて朝
石川和広

覚悟が
さざめく朝陽のまえの胸のシメツケから
僕の喉元に
つきあげている

愛している

コンビニの尽きること無い、
子供の頃には
なかった
変な灯り

愛している

歩く

誰の性でもない
流れる

方向のない流れへ
確かさのない
暖かさをだけを
求めて
ぼくは
ケダモノ

追いかける
信号は点滅する

あなたが浮かび上がる
煙草を買う
ばらばら

ふらふら

何かへの
はてしない
かみちぎりたい

しっかりしろ

ここに


自由詩 まったなしに流れて朝 Copyright 石川和広 2004-12-05 23:46:29
notebook Home 戻る  過去 未来