she was beautiful
faik

何が彼女をそうさせたの
何が彼女を駆り立てたの
何が彼女を塗り替えたの
何が彼女を陥れたの

She was beautiful
たまらなく惜しい
She was beautiful
気が付いて欲しい

彼女は僕の安らぎだった
愁いたつ日の向日葵だった
煩いを拭う夜風だった
怒りを鎮める飴玉だった

変わってしまったのは僕のほうなの
求めずにいたのがいけなかったの
愛してると言えれば良かったの
抱きしめてあげれれば良かったの

She was beautiful
どうかもう一度
She was beautiful
…いや、やっぱ駄目だ


そして彼女は去っていく
うつろう季節と同じように
かろうじて世にしがみついている
僕の指先には気付かぬふりで


She was...


自由詩 she was beautiful Copyright faik 2012-01-22 01:59:13
notebook Home 戻る